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レポート

交流練習試合
2011年11月20日
入賞記念 試合風景 試合風景

 11月20日(日)、尼崎道場に於きまして、近隣道場合同で交流練習試合を行いました。塚口道場の入賞者は以下の通りです。

幼年の部 Aクラス優 勝野澤 晴希
小学2年生 Cクラス優 勝吉川 結由稀
小学3年生 Bクラス優 勝島瀬 稜平
一般の部 Aクラス準優勝重吉 俊夫

 出場した選手の皆さん、引率・応援してくださいました御父兄の皆さん、試合進行スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。 中村道場主催のカップ戦では審判をしている関係上、塚口道場の出場選手の試合を全て見る事は出来ませんが、 今回は進行係として全ての試合を見る事が出来ましたので出場選手の普段の稽古の様子も含めて戦いぶりをレポートします。

●野澤晴希:4月に入門して、組手を始めたのが11月にも関わらずデビュー戦で優勝を成し遂げました。 臆する事無く前に出て技を繰り出し右の上段廻し蹴りはとてもスピードと威力がありました。 稽古も一生懸命頑張っていますので将来が楽しみです。恥ずかしがらずに先生に挨拶してね。
●野澤快斗:デビュー戦で優勝した野澤晴希のお兄ちゃんです。不器用なタイプですが、コツコツ頑張るので基本・移動・型が非常に上達しています。 最近は組手も強い相手に向かって行ける様になり根性も付いて来ました。 3月の交流練習試合では試合直前に怖くなり泣き出して試合にならなかったのが嘘の様です。 今回の試合は良く頑張りましたが相手が強かった。 努力を継続して弟の目標になる強いお兄ちゃんになってほしいですね。
●吉川結由稀:大きい対戦相手が続きましたが、小さい体のどこにそんな力があったんだ!?という戦いぶりで、怯む事無く突きの連打で白帯にも関わらず優勝しました。 基本・移動・型もしっかり出来る様になってますから、次は昇級審査を目指して頑張って欲しいですね。
●花井壮吾:不器用なタイプですがコツコツ頑張る努力型です。最近の道場稽古での組手内容は非常に良くなっています。 負けはしましたが積極的に攻めていたし、蹴りも沢山出ていました。課題はパワー不足なので体力を付ける事ですね。
●戸井輝:準優勝した相手と延長戦まで戦い僅差での敗退でした。突き、下段蹴り、前蹴りと多彩に技を繰り出して、試合内容も非常に良かったと思います。 昔は試合で道場組手の半分も力を発揮出来ませんでしたが、今回は持っている力を十二分に発揮しました。 負けても腐らずに試合に出続けた結果です。組手センスは抜群ですから、試合慣れしていけば更に力を発揮するでしょう。
●重吉輝海:お父さんに似ず、稽古での覇気は全く無いですが、組手になると豹変しファイターに変身します(笑) 組手センスは非常に良いものを持っていますが試合では力負けしてしまいます。 今回も体の大きな相手に真っ向勝負で打ち合い敗退しましたが、その根性や良し。 体力が付き体が大きくなって来れば必ず勝てる様になります。
●島瀬稜平:以前は道場稽古の組手や試合になると必ず涙目になっていましたが、今回はそんな事は全く無く勇猛果敢に相手に向かって行き、精神的な強さを感じました。 技術的にもコンビネーション、受け返しも非常に上手くなりました。 この調子で頑張って弟の目標になる強いお兄ちゃんになってほしいですね。
●上杉光輝:稽古の取り組みは真面目で、教えた事をすぐに出来る器用なところがあります。 技術的には良いものを持っていますが組手になると持っている力の半分も出せていません。 積極的に攻撃する気持ちをもっと持って欲しいです。相手の技を待つのでは無く先手を取って攻めて欲しいですね。
●波部翔斗:道場稽古ではコツコツ、マイペースで頑張っています。おっとりした性格で組手もマイペース。 今回の試合でどんな一面を見れるか楽しみにしていましたが、予想以上の奮闘ぶりでした。 普段は待ちの組手ですが、体格の大きい相手に怯む事無く自分から積極的に技を繰り出し立ち向かって行きました。 上段蹴りを入れられて敗退しましたが、入っていなければ勝っていた内容でした。 今後も交流練習試合でいいので試合に積極的に出場して頑張ってもらいたいですね。

●重吉俊夫:何も言う事はありません。壮年の年齢ながら中村道場カップ戦には全て一般上級に出場し、 カップ戦以外の交流試合にも積極的に出場して自分を向上させる姿勢には頭が下がります。 消防士の仕事をしながら、少年・一般部の指導、稽古後の居残り稽古に率先して声を掛け道場生を引っ張り、自分の事だけでなく、道場全体のムード作りにも気を配ってくれます。 現在の塚口道場があるのは重吉先生のおかげだと言っても過言ではありません。 今回の試合は、初戦が決勝戦となり、対戦相手はいつも稽古しているのでやりにくかったと思いますが、お互いに激しく打ち合い延長戦で僅差判定での敗退となりました。 重吉先生の組手は見る度に良くなっています。以前は肩に力が入り過ぎ動きの固さが目立ちましたが、最近では良い具合に力も抜けて少しずつ洗練されて来ています。 稽古で常に全力を出し切り、目の前にある試合は大小問わず全て出場する、究極の実戦練習の成果だと思います。 重吉先生が塚口道場にいる限り、年齢を言い訳にする道場生を認める訳にはいけませんね。 神戸カップ頑張ってください。