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レポート

極真祭・2012全日本青少年大会
2012年08月25-26日
開会式風景 試合風景 試合風景

 8月25-26日、京都府立体育館におきまして『極真祭・2012全日本青少年空手道選手権大会』が開催されました。 塚口道場からは小川さくら、迫田優、吉川雅輝、川上海斗、迫田将、藤原章寛(尼崎道場)の6名が出場しました。 全ての試合は見れませんでしたが分かる範囲でレポートします。

小川さくら、迫田優(10歳11歳女子40kg以下級)
 共に初戦敗退(試合を見る事が出来ませんでした、申し訳ありません)。さくらのお父さんから聞いた内容では共に力負けだったそうです。 結果は残念な形となりましたが、極真祭に向けて少年部の後に連続して一般部の稽古に参加するなど良く頑張りました。
 普段の稽古で2人は塚口道場少年部を大きな気合いで引っ張ってくれています。 自身の稽古を一生懸命するのはもちろん、後輩の指導や面倒、試合や道場のイベントにも積極的に参加してくれて本当に頼りになる存在です。 まだまだ伸びしろはあるし、もっともっと強くなれるので、今回の試合で経験した事を今後の稽古に活かしてもらいたいですね。

吉川雅輝(11歳男子40kg以下級)
 初戦敗退。極度の緊張から動きが硬く、突きは出ますが全く蹴りが出ません。これと言った決定打を貰った訳ではありませんが全体的に相手のペースで判定負け。 今回得意の蹴りが出ず、苦手な突きの打ち合いで勝負してしまいました。蹴り中心に技が出れば結果は違っていたかもしれません。
 結果は残念でしたが、雅輝も極真祭に向けて少年部、一般部と連続して稽古に出て良く頑張りました。ここ1年間の稽古への取り組みや積極性は大変良いです。 伸びしろは沢山ありますからコツコツ稽古を続け頑張って欲しいですね。

川上海斗(11歳男子40kg以下級)
 1回戦、本戦は緊張から動きが硬くあまり手数が出ません。浅い上段を貰いヒヤッとする場面もありましたが、延長に入り得意の下段廻し蹴りが決まり判定勝ち。
 2回戦、相手は千葉県北支部の黒帯。初戦で少し緊張が取れたのか下段廻し蹴りが良く決まり判定勝ち。
 3回戦、今大会で3位入賞する事になる大阪の選手。内股の下段が決まり相手のバランスを何度か崩すが、相手の膝蹴りで少し動きが止まる場面もあり互角の展開。 延長戦かと思いましたが3ー1の僅差で敗退。今回、初戦から手数が少なく、徹底的な受け返しと左右の動きで攻める川上君本来の動きが全く出せませんでした。
 川上君のポテンシャルはこんなものじゃないし、素直で一生懸命稽古に取り組んでいますから、今後まだまだ強くなれます。

迫田将(9歳男子の部)
 1回戦、互いに突きと下段廻し蹴りで攻撃し互角の展開。中盤上段廻し蹴りがヒットするも認められず。終盤再度繰り出した上段廻し蹴りが強烈にヒットし技あり。見事な勝ちでした。
 2回戦、試合を見る事が出来ませんでしたが聞いた話では、試合開始早々またしても上段廻し蹴りが決まり技あり。しかし、その後立て続けに上段の技ありを2本取られ合わせ一本負け。
 負けた事は残念でしたが、将の組手は『やるか、やられるか』空手の醍醐味を感じられるものです。 7月の全関西でも強烈な上段廻し蹴りを貰った相手がもんどり打って倒れる程でしたし、次に対戦した優勝常連の相手からも見事上段廻し蹴りで技ありを奪っています。 今回、将の上段廻し蹴りは全国大会でも十分に通用する事が証明されました。 普段の稽古では素直にアドバイスを聞いて一生懸命やります。迫田君が道場にいると、彼の持つひょうきんなキャラクターで道場の雰囲気が一気に明るくなります。 今のままで空手を楽しみながら続けてくれれば、もっともっと強くなれます。

藤原章寛(13歳14歳男子55Kg以下級)
 1回戦、前半は動きが硬く相手を見る場面が多かったのですが、中盤以降 得意の左下段廻し蹴りが連続で決まり相手は露骨に嫌がります。 脚が効いて相手のガードが下がったところにすかさず上段廻し蹴りを繰り出し『技あり』見事に勝利しました。
 2回戦、本戦 身長差のある相手の膝蹴りに苦戦しますが引き分け。延長戦に入り得意の左下段廻し蹴りが決まり判定勝ち。
 3回戦、またもや、身長差のある相手との対戦。前半から中盤までは得意の左下段廻し蹴りが決まり有利に試合を進めていましたが、後半相手の突きと膝蹴りのラッシュに捕まり判定負け。
 今回、7月の全関西で準優勝した時の様な左右に動いてからの攻撃や多彩な上段が全く出ず、本来の藤原君の動きとは程遠いものでしたが、中学2、3年生混合のトーナメントで良く頑張ったと思います。

 塚口道場から出場した6名の結果は以上の通りです。全国大会に出場する選手は皆強豪ばかりです。そう簡単に勝ち上がる事は出来ません。 しかし、負けたからと言って落ち込む必要はありません。出場する事自体凄い事だし、出場した6人は決して弱くありませんし、強いです。 これからの稽古でいくらでも差は縮められるし、その差を乗り越える事は充分出来ます。諦めずに稽古を続け、試合に挑戦し続けてください。 先生も君達がもっともっと強くなれる様に一生懸命指導しますし、勉強します。

 最後に、暑い中 遠い所まで引率、応援してくださいました御父兄の皆さん大変ありがとうございました。