レポート
4月14日(日)、尼崎道場におきまして『第30回ユース強化稽古』が行われました。 塚口道場からは午前中のU-13に小学5年生の島瀬稜平、小学4年生の野澤快斗の2人が参加しました。
1週間前の日曜日に大阪カップが行われた為、参加者は少ないと予想していましたが、 4月から新加入の新4年生も加わり、沢山の参加者で気合いの入った稽古となりました。 先日の大阪カップで優勝した選手は必ず参加していますね。意識の高さが伺えます。 先月より参加する事となった島瀬稜平、野澤快斗の2人は強豪選手に臆する事無く立ち向かっていました。 強烈な技を入れられ苦痛に顔を歪める事もありましたが、チャンピオンクラスで優勝する為には絶対に避けては通れない道です。 また、1回や2回参加したからと言ってすぐに結果が出るものではありません。 『継続は力なり!』参加し続けれは必ず結果は出て来ます。頑張って欲しいですね。
昼からのU-23には内弟子の有馬美優士君が参加しました。 1週間前の大阪選手権での脚のダメージがあり、本調子ではありませんでしたが組手以外にもやれる稽古は山程あります。 亀井元気、間瀬場亮、他多くの同世代のライバルが参加している訳ですから彼らの動きを見てイメージトレーニングする事も重要な事です。 素手素足で殴り合い蹴り合う極真空手のトーナメントはダメージを蓄積しながら勝ち上がっていかなければなりません。 脚は最もダメージを受けるところであり『脚のダメージが酷くて負けました』は言い訳にもなりません。 『脚が駄目でも両拳があるから大丈夫』と強い気持ちを持つ事は非常に大事です。 勝負に対しての心構えとして、大山総裁はこんな事を言われてました。 『君達、どんな事があっても勝負を諦めてはならない!右脚が駄目なら左脚がある!両脚が駄目なら手がある! 手が駄目なら噛み付いてでも勝ちなさい!それでも駄目ならお化けになって呪ってでも勝ちなさい!』と(笑)。 実際には噛み付いたら反則ですし、お化けになって呪ってやれ、とは大山総裁流のジョークでしょう(笑) がしかし、勝負事にはそれぐらいの執念を持って挑みなさいと言う事です。 その気持ちを産む為には普段から『どんな状況でも絶対に諦めない!絶対に勝つ!』と心掛け、 執念を撒き散らすための土台となる絶対な稽古量が必要です。『やれる事をやる!』それが極真です。
※ 上記の勝負に対する気持ちの持ち方は、全日本大会や世界大会を目指す有馬君などの一部の選手にだけ当てはまる事であって、 少年部・中高校生・壮年部・女子部の方々は体がボロボロになる様な無理はしてはいけません。 また、親御さんは、精神的、身体的に未発達な少年部や中学生には極端な稽古や精神論を課す事は絶対に止めてください。 試合経験豊富な指導者がその子のレベルに合った稽古を与えますので完全にお任せください。
次のユース強化稽古は5月12日(日)、神戸総本部道場です。