レポート
年9月7日(日)、堺市大浜体育館にて『関西地区選手強化稽古』が行われました。塚口道場からは有馬美優士、中野創策の2名が参加しました。 稽古内容は基本稽古の後、全日本クラス、地方大会クラス、壮年、女子、高校生、中学生と各カテゴリーに別れて2分15ラウンドの組手と練習試合のワンマッチを行いました。
中野創策は、昨年12月の神戸カップ一般中級重量級で優勝、今年4月の大阪選手権重量級4位、7月の全関西無差別4位と急激に力を付けています。 普段の塚口道場の稽古は勿論の事、尼金、神戸選手会、各種強化稽古に積極的に参加し、研究熱心でとてもモチベーションが高いです。 7月の全関西では優勝候補の山下亘選手を延長2回で下し、続く関西地区の実力者であり曲者の和田英人選手も延長2回で下しました。 強豪 松岡朋彦選手と戦い、3位決定戦では橋爪師範に延長戦で僅差の判定で破れたとは言え、大会で一番盛り上がった戦いを見せてくれました。 今回の関西強化稽古では実績上位の選手達に全く物怖じする事無く、気合いの入った良い動きを見せてくれました。 最後のワンマッチでは実力者の中川克洋選手に得意の正拳ラッシュを浴びせて本戦判定勝ちしました。
有馬美優士は内弟子になって1年5ヶ月、その間に尼金、神戸選手会、ユース強化稽古、全国強化指定選手稽古、世界チャンピオン・タリエル選手の百人組手、 全日本ウエイト制、全日本無差別、全関西、中村道場のカップ戦に参加して経験と実績を積み重ね、当たり前の様に全日本クラスのカテゴリーで組手をこなせる様になりました。 こなせるどころか、自分の色を存分に発揮する余裕を感じます。内弟子になる前は地方大会のカテゴリーで組手をしていたので急激な進歩です。 練習試合のワンマッチでは中村道場 若手重量級トップの徳田寛大選手と互角の勝負を繰り広げ確実に強くなっていると感じました。(※本戦、延長 勝負着かず引き分け)
中野創策、有馬美優士の2人は11月の無差別全日本大会にエントリーしています。 幼稚園から続けて来た2人が国内最高峰のフルコンタクト空手の大会にエントリーするなんて信じられません。 今回の全日本には、アレハンドロ・ナバロ、アレキサンダー・イエロメンコ、ルシアン・ゴゴネルら、多数の世界トップクラスの外国人選手がエントリーしているそうです。 そんな怪物の様に強い選手に2人がどの様に立ち向かうのか楽しみで仕方ありません。 11月まで後2ヶ月、更なる猛稽古を重ね、目標は2日目進出では無く、2人揃ってベスト8に入賞し、一気に世界大会 日本代表のキップを掴んで欲しいですね! 本人達は『先生、無茶な事言って』 と思うかもしれませんが、若くて勢いのある2人ですから何を起こすか分かりません。 若い力は奇跡を現実の物とする力があります。
私も尼崎の丹下段平となり猛烈に稽古を付けたいと思います! 覚悟してくれ中野君、有馬君!!