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黒帯紹介

支部長・師範の紹介

住谷 統 (すみたに おさむ) 五段

住谷統
1974年4月30日生、兵庫県西宮市出身
尼崎支部 塚口道場 責任者

  • 1988年、中学1年の3学期に兵庫支部 西宮道場に入門。高校時代には尼崎道場でも稽古を重ね、全日本レベルの猛者達に揉まれる中で実力をつけ強くなる。
  • 1992年、18歳(高校3年)で第9回全日本ウェイト制大会軽量級に初出場、4回戦進出
  • 1998年、滋賀琵琶湖杯重量級 優勝
  • 1998年、全中国空手道選手権大会 優勝
  • 1999年、第16回全日本ウェイト制選手権大会 軽重量級 準優勝
  • 1999年、第7回全世界空手道選手権大会 日本代表 ベスト16
  • 2000年、第17回全日本ウェイト制選手権大会 軽重量級 準優勝
  • 2002年、第19回全日本ウェイト制選手権大会 軽重量級 第3位
  • 2002年、第34回全日本空手道選手権大会 第5位
  • 2003年、第8回全世界空手道選手権大会 日本代表 ベスト32
  • 2006年、第23回全日本ウェイト制選手権大会 軽重量級 優勝
  • 2009年、第26回全日本ウェイト制選手権大会 軽重量級 準優勝

黒帯・指導員の紹介

山内大樹 初段

山内大樹
平成9年5月30日生 168cm / 70kg
得意技:下段廻し蹴り
本人コメント:日々精進します。

○5歳の時に極真会館 北大阪支部 橋爪道場に入門。7歳の時に引っ越しで2歳年下の弟と共に兵庫支部 尼崎道場に移籍。 以来、兄弟で現在まで住谷師範の下で途切れる事無く空手の稽古を継続している。小学生の時は空手と並行して少年野球、中学・高校ではクラブ活動でバレーボールを熱心に取り組み、 2020年 大学4回生の秋に18年間かけて黒帯を取得する。性格は頑固で周りに流されず自分のペースでコツコツ取り組み、入門以来ほとんど稽古を休む事が無く、高校受験、大学受験の前には長期で休む事はあったが、 めったの事では稽古を休むことが無い。組手は突きと下段のオーソドックスなスタイルだが、時より繰り出す右の上段廻し蹴りは体の硬さを感じさせないほどにシャープで鋭い。 新幹線、飛行機が好きで、今は旅行にハマっている。

浜崎乃々 初段

浜崎乃々
平成19年5月6日生 164cm / 46kg
得意技:下突き
本人コメント:黒帯の自覚を持って頑張ります、押忍。

○小学1年生の時、父の勧めで2歳年上の兄と入門する。入門時から聞く姿勢、学ぶ姿勢がしっかり出来ており、手を抜く事が全く無く、一生懸命真面目に稽古に取り組み、全く手のかからない子で、性格は明るく優しく朗らかで平和主義。 いるだけで道場の雰囲気を明るくし誰からも好かれる存在である。とても芯が強く、負けず嫌いで気が強いところもある。 小学6年生の時は女の子ながら塚口道場 少年部のリーダーを務め年下の後輩達を見事にまとめ、住谷師範からの信頼も厚い。 2019年の国際親善大会では一本勝ちを重ね、海外からの強豪選手を破り3位入賞。2020年の秋に入門から5年10ヶ月で黒帯を取得。 組手スタイルは長いリーチを活かした蹴りを得意とし、突きのラッシュでアグレッシブに攻撃する。 小さな子供が大好きで、道場内の少年部のイベントでは率先してお手伝いを引き受けてくれる心の優しい女の子である。

藤原隆寛 初段

藤原隆寛
平成14年10月8日生 163cm / 73kg
得意技:前蹴り、中段廻し蹴り
本人コメント:一生懸命がんばります!押忍!

○先に入門していた兄の影響で神奈川県の横浜川崎支部に3歳で入門。5歳の時に両親の転勤で尼崎道場に移籍。 少年部時代は試合で勝てず悔しい思いを沢山したが、腐る事無く一生懸命に稽古を積み重ね、小学6年になるとチャンピオンクラスで入賞するまでに成長する。 中学生になり週2回の尼崎道場の稽古に加え、塚口道場の稽古にも参加し、高校生になると兄が通っていたパワーリフティング世界チャンピオンが指導するトレーニングジムにも通い、高校2年の冬合宿で黒帯を取得する。 余程の事が無い限り稽古を休まず、手を抜かず実直に稽古に取り組み、後輩への面倒見も良く少年部の指導も進んで手伝ってくれて心優しい。 もし私に愛娘がいるならば藤原君と結婚して欲しいと思うほどの好青年である。

山内友樹 初段

山内友樹
平成12年3月27日生 173cm / 71kg
得意技:下段回し蹴り・鎖骨突き
本人コメント:初心を忘れず、精進してきいたいです。

○幼稚園の年長で尼崎道場に入門。持ち前の明るい性格と積極性で少年部のリーダー的存在であった。 空手と同時に小学生では野球、中学・高校はクラブ活動でバレーボールを熱心に取り組みながら学業も含め見事に両立し、大学生になっても空手を続け、大学2年の冬合宿で黒帯を取得する。 多彩な突きのコンビネーションから強烈な下段廻し蹴り、中段廻し蹴りを得意とし、試合で一本、技ありを量産する攻撃的な組手スタイル。 高校でオーストラリア、大学でアメリカに留学し英語がとても堪能である。海外から外国人の方が出稽古に来ると、住谷師範の稽古内容を流暢に通訳し道場生一同を驚かせる。 性格は明るく、後輩の面倒見が良くアドバイスは的確で指導も上手い。まだ若いが住谷師範が信頼を置く塚口道場の若大将である。

藤原章寛 初段

藤原章寛
平成10年8月4日生 165cm / 65kg
得意技:下段廻し蹴り、左上段廻し蹴り
本人コメント:押忍!

○神奈川県の横浜川崎支部で4歳の時に入門。小学3年生の時、両親の転勤で兵庫支部尼崎道場に移籍。 小学生の時は稽古態度が悪く、フニャフニャしていて基本稽古、移動稽古、型稽古はタコ踊り状態。組手はほぼ毎回ピーピー泣いてばかりで住谷師範に怒られてばかりだった。 小学生時代、試合には毎回参加するが目立った成績は残していない。中学生になり心を入れ替え尼崎道場の週2回の稽古に加えて塚口道場への出稽古、神戸のユース強化稽古にも毎回参加し、稽古態度も良くなりメキメキと強くなる。 高校生になってからは、尼崎、塚口道場での稽古に加え、尼崎金曜日強化組手に参加し、全日本トップクラスの選手達としのぎを削る。 体格の小ささを克服すべく、パワーリフティング世界チャンピオンが指導するトレーニングジムに通い、筋力トレーニングに励み、高校2年生の秋に黒帯を取得する。 高校3年生の春、これまでの努力が実り大阪選手権大会 一般上級軽量級にて優勝する。現在は将来の夢である学校の先生を目指し、大学にて教職課程の勉強を頑張っている。

垣内大芽 初段

垣内大芽
平成17年5月9日生 176cm / 68kg
得意技:下突き、下段廻し蹴り
本人コメント:黒帯として恥ずかしく無いように頑張ります。

○尼崎道場で稽古をしていた、二人の兄の影響で4歳から空手を始める。幼少時から幾多の試合に積極的に出場し、小学5年生になってからのチャンピオンクラスでは全ての大会で優勝・入賞する。 小学6年生の時は全関西大会の準優勝を除き、キョクシンカップ、国際親善大会、播州カップと全ての大会で優勝している。 大会での実績が認められ、小学6年生の冬合宿にて、空手歴6年半で小学生ながら極真空手の過酷な昇段審査に合格して黒帯となる。 組手スタイルは強烈な突きの連打、下段廻し蹴り、膝蹴りで真っ向勝負する。重量級だが手数が多く無尽蔵のスタミナを持ち、上段廻し蹴り、後ろ廻し蹴りなどの大技も器用にこなす。 性格は明るく歳上歳下関わらず誰とでも直ぐに仲良くなれる。細かい事をあまり気にしない性格で、嫌な事があっても、焼肉を食べるか、一晩寝たら直ぐに忘れる。 チャンピオンクラスで何度も優勝する強さがあるが、しょっちゅう体調を崩したり、怪我をする。 6年生の年末、昇段審査の後にインフルエンザA型にかかり、正月が明けて復活したが学校で足の指を骨折し、骨折して稽古を休んでいる間にインフルエンザB型にかかり、ほとんど稽古が出来ずに出場した2月の播州カップでは優勝してしまうなど理解不能、摩訶不思議な強さを持つ。

藤井良樹 初段

藤井良樹
昭和40年1月22日生 170cm / 76kg
得意技:前蹴り
本人コメント:押忍!

○当時、尼崎道場少年部で稽古していた小学生の息子さんの稽古を見学している内にメラメラと空手熱が湧き上がり、39歳で入門。 壮年の年齢ながら若者に混じり激しい稽古に耐える。途中仕事の都合で休会し、数年間稽古から遠ざかるが復帰し、不屈の闘志で稽古を続け苦節11年、50歳で昇段する。 組手は無骨なストロングスタイル。重い突きの連打と下段廻し蹴りで相手を追い詰め、絶妙なタイミングで前蹴りを放つ。 入門時からウエイトトレーニングなどの自主トレを欠かさず、50歳とは思えない程にビルドアップされた肉体は、全盛期のダイナマイト・キッドの様で、肉体の表面張力の限界を超えており、とても打たれ強く、若手の攻撃を鼻歌混じりにノーガードで受けてもびくともしない。 趣味はギターで、大学時代の仲間と現在もバンドを組んでおり、ジャンルはブリティッシュハードロックである。

野澤晴希 初段

野澤晴希
平成17年4月21日生 167cm / 55kg
得意技:下段廻し蹴り・膝蹴り
本人コメント:黒帯として恥ずかしくない様に頑張ります、押忍

○幼稚園年長で入門。幼年時から幾多の試合に積極的に出場し、組手と型の両方で優勝・入賞を多数おさめ塚口道場少年部を引っ張る。小学6年生の秋『第3回リアルチャンピオンシップ全国大会』にて並み居る強豪を退け優勝する。 小学6年生の冬合宿にて、空手歴6年半で小学生ながら極真空手の過酷な昇段審査に合格して黒帯となる。組手スタイルは小柄な体格ながらどんな相手にも真っ向勝負。強烈な突き、下段廻し蹴り、膝蹴りで相手と真正面からど突き合う極真空手らしい効かす組手をポリシーとする。 また 上段蹴り、後ろ廻し蹴り、胴廻し回転蹴りなどの大技も器用にこなし、その切れ味は鋭く一本勝ちも多い。性格はシャイでおとなしいタイプではあるが、友達も多く先輩や後輩にも人気がある。 『頭は低く目は高く、口を謹んで心広く』強くても決して傲らず、強さをひけらかす事も無い、人の気持ちが分かる礼儀正しく優しい子である。

小川さくら 弐段

小川さくら
平成12年5月5日生 154cm / 53kg
得意技:上段廻し蹴り
本人コメント:黒帯としての自覚を持ち、恥ずかしく無い様に頑張りたいと思います

○幼稚園年長の時に入門。幼年時から幾多の試合に積極的に出場して多数の優勝・入賞をし塚口道場少年部を引っ張る。 中学、高校では柔道部に所属し、中学2年で柔道の黒帯を取得し、高校では国体の大阪代表になる。中学3年の秋に極真空手の黒帯を取得、19歳で20人組手を完遂し、数少ない女子の弐段となる。 変幻自在の蹴り技を得意とし、上段蹴りで一本勝ちを常に狙う組手スタイル。昇段審査では得意の蹴り技で一本、技ありを量産し見学者を唸らせた。 性格は後輩の面倒見がよく後輩に慕われ、道場の指導やイベント事を気持ちよく手伝ってくれる気持ちの優しい性格の持ち主である。2018年国際親善大会 女子上級軽量級チャンピオン。

中野創策 初段

中野創策
平成6年12月15日生 170cm / 97kg
得意技:下段廻し蹴り
本人コメント:文武両道頑張ります!

○塚口道場オープン当日、幼稚園年長で入門。入門当初は腕白で暴れん坊、気分屋で稽古に気が乗らないとふざけて黒帯の先生方を困らせる事もあったが 小学校高学年から真面目に稽古に取り組む様になりメキメキと力を付け、中学・高校では柔道部の強豪校で鍛え、大学から本格的に空手に取り組み、大学3年の時に入門から15年かけて黒帯を取得。 組手スタイルは古き良きガチンコ極真スタイルで、体格を活かしたパワフルな突きと下段廻し蹴りでアグレッシブに攻めまくる。 2015年全関西大会 準優勝者で関西若手重量級の麒麟児である。

前田綾香 初段

前田綾香
平成5年11月13日生 154cm / 45kg
得意技:上段横蹴り
本人コメント:感謝の気持ちを忘れずに頑張ります

○小学2年生で塚口道場に入門し、クラブ・勉強・生徒会・バイト・空手と見事に両立し高校2年生の冬に黒帯を取得。 中学・高校と陸上部の長距離に所属。小柄な体からは想像出来ない体力の持ち主で、陸上部で20キロ走った後に平気な顔で稽古に来る。 性格は非常に負けず嫌いで根性があり、稽古中は大きな気合いで一生懸命に頑張る。蹴り技を得意とし、多彩な上段蹴りを繰り出す。 型が非常に上手く型試合にも積極的に出場している。女子の少ない塚口道場で「紅一点」女子の目標となる存在である。

田中隆紀 初段

田中隆紀
昭和39年5月5日生 168cm / 67kg
得意技:下段廻し蹴り
本人コメント:「身を屈して、分を守り、天の時を待つ」 やれる限りのことをやったら後は天の時を待つという意味です。ただし、やれる限りのことをやり尽くしたらということが前提です。

○40歳で入門し46歳で黒帯を取得した努力の人である。非常に稽古熱心で稽古を休む事が殆ど無い。基本に忠実で全ての技が教科書の様である。 体が柔らかく開脚は体操選手並みである。型も非常に上手く、やり込めば型競技に出場してもかなりの成績が残せると思われる。 組手は点を中心とし円を描く華麗なるスタイルだが、前に出てアグレッシブに攻撃するスタイルも出来る。 上段への攻撃はシャープで鋭く、下段廻し蹴りも早くて重い。指導は親切丁寧で教え方も非常に上手い。 口数は少なく黙々と技を磨き稽古する姿は正に「侍」である。

清田英二 初段

清田英二
昭和40年7月13日生 173cm / 67kg
得意技:前蹴り、下段廻し蹴り、膝蹴り
本人コメント:押忍!

○塚口道場創設時からの道場生。空手歴・年齢・人格的な面から塚口道場生のリーダー的存在である。独特なリズムとテンポから繰り出される技は非常に読み辛い。 後ろ廻し蹴り、踵落とし、クイックなど多彩な技の持ち主であり、エネルギッシュな動きとスタミナは全く年齢を感じさせない。 入門以来、大阪カップ・神戸カップ・全関西の試合には必ず出場し、仕事の忙しさや年齢を決して言い訳にせず闘う姿は尊敬に値する。 塚口道場の行事やイベントには必ず参加し、見事に道場生をまとめあげる。清田先生無しでは塚口道場の歴史は語れない。

重吉俊夫 初段

重吉俊夫
昭和44年7月13日生
得意技:下段廻し蹴り、膝蹴り、振り突き
本人コメント:信頼される黒帯を目指し、いつまでも入門した時の気持ちを忘れることなく、一層の努力を重ねていきます

○職業は消防士である。非常に稽古熱心で塚口道場一番の気合いで道場生の志気を高め稽古を盛り上げる。 重吉先生のいるかいないかで稽古の雰囲気は大きく違う。組手スタイルはガチンコ・フルスイングが信条。 空手の稽古と消防士のトレーニングで培った強靭な体力で気合いの入った強打を撃ちまくる。 入門以来、大阪カップ・神戸カップ・全関西と試合には必ず出場し、壮年の年齢ながら一般上級に出場する塚口道場の斬り込み隊長である。 子供さん三人も道場生であり親子で稽古している。少年部の指導もしていただいて「挨拶・返事・気合い」は特に厳しく指導されている。 「人に優しく、自分に厳しい、謙虚でありながら常に向上心を高く持ち努力を重ねる事を苦にしない」極真空手の理念を体現する数少ない「漢」である。

清水純一 初段

清水純一
昭和44年7月19日生 168cm / 65kg
得意技:前蹴り
本人コメント:生涯の修行を空手の道に通じ、極真の道を全うすること。

○塚口道場開設時からの道場生である。性格は真面目で、稽古に取り組む姿勢から伺える。常に率先して気合いを出し稽古を盛り上げる。 稽古が佳境入りキツくなり道場生の気合いが小さくなっても清水先生の掛ける気合いの入った号令で道場生の気合いも蘇る。 組手スタイルは懐が深く、絶妙な前蹴りのカウンターで相手を翻弄し非常にやりにくい。 何度か骨折などの怪我をしたが不屈の闘志で乗り越え、決して諦めない心の持ち主である。 昇段審査の十人組手は壮絶を極めたが、何度倒れても立ち上がり最後まで立ち向かう姿は誰もが感動した。 「ネバーギブアップ、自分を諦めない」(ロッキー・ザ・ファイナル)の言葉は清水先生の為にある様だ。

浅山浩二 初段

浅山浩二
昭和45年9月18日生 176cm / 72kg
得意技:下段廻し蹴り
本人コメント:年齢を言い訳にせずに頑張って行きたいと思います。

○職業は電車の運転手である。空手歴は長く、20年前に尼崎道場で住谷師範代と共に稽古していたが茶帯で退会。 何年かのブランクの後、白帯から再入門し黒帯を取得した。組手スタイルは突きと下段廻し蹴りと地味だが、底無しのスタミナで攻め続ける。 細身の体からは想像出来ない程打たれ強く、攻撃する相手が打ち疲れてしまう程だ。性格は温厚で怒ったところを見た事がない。 指導は親切丁寧で分かりやすい。常に大きな気合いで稽古を盛り上げ、細かい気配りで稽古をスムーズ進めてくれる塚口道場一般部の要となる重要な人である。

藤田透 弐段

藤田透
昭和42年8月21日生 175cm / 85kg
得意技:下段廻し蹴り
本人コメント:押忍!

○大分県出身。極真大分裂前の最後の全九州チャンピオン。仕事の関係で中村道場に移籍後、尼崎道場に所属。 選手強化コースの中心メンバーとして一般部を牽引し、尼崎道場全盛期を支えた一人である。 現在は塚口道場に移籍し、住谷師範代の補佐として後進の育成に当たっている。 組手はまさに質実剛健。強烈な突きと下段廻し蹴りのコンビネーションを中心とした攻撃と、抜群の打たれ強さとスタミナ、常に前に出る攻撃主体の「正統派極真スタイル」である。 指導は手とり足とりではなく、技術的なことをあまり口にしない。空手に最も必要な物は戦う気持ちであり、痛みや恐怖を克服して前に出る強い心は、小手先の技ではなく、日々の稽古の積み重ねが育むものと考えているからである。 それは仕事が忙しい身ながら、現役時代から続く自主トレーニングを欠かしたことがない、自身の空手への姿勢で体現している。 寡黙で必要以上に人と交わらず、身体も大きく厳格な顔立ちなので、取っ付き難い雰囲気があるが、塚口道場生を始め現在も一線で活躍する尼崎道場出身の後輩選手からも多くのリスペクトを受けている。 特にその中で、藤田指導員の空手に対する姿勢と理念に賛同している者たちは非公式に「藤田塾」を名乗り、自己の研鑽に励んでいるという。 尼崎道場時代から現在まで藤田指導員と親交の深い住谷師範代は、「極真最後の日本オオカミ」と藤田指導員を形容し、絶大な信頼を寄せている。